「石油は小安いが金とプラチナの貴金属が堅調・農産物は全般に精細欠く展開」【ドットコモディティ】
2012-01-11
(1/11) 更新
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【原油】
11日の原油相場は、軒並み安で引けた。前日10日のNY原油は強含みとなったものの、今日のNY原油夜間取引が弱含みに推移したことで、連想売りが誘われた。大引けの前営業日比(帳入値比較)は190~90円安。先限の帳入値段は前日比150円安の5万2330円。
10日のNY原油は強含み。中心限月の2月限は前日比0.93ドル高の102.24ドル。軒並み、1ドル未満の小幅な上昇にとどまったものの、堅調地合いを維持した。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、10日発表の月例予測で、米国の2013年の原油生産は日量582万バレル、前年比での伸びは日量8万バレルに鈍化するとの見通しを示した。12年については、前年比で日量17万バレルの伸びを予想している。シェールオイル・ガス田から産出される原油のブームはあるものの、過去数年にわたって大幅増産が続いたことが背景。EIAによると、ハワイとアラスカを除く48州での原油生産量は、昨年は前年比で日量38万バレル増加。12年については同27万バレル増、13年については同11万バレル増と見込んでいる。
EIAはまた、12年の世界の石油需要増加予測を先月発表した日量139万バレルから、同127万バレルへと下方修正した。13年は同147万バレルとみている。
本日午後5時からの夜間取引は、強もち合い推移を予想。NY原油相場の中心限月は午後15:30現在101.94ドル。予想レンジ(先限)は、5万2200~5万2600円。
【金】
11日の東京金の日中取引は、堅調。軒並み40円内外高で引けた。大引けの前営業日比は46~52円高。前日のNY金が一段と大きく上昇したため、東京金市場には一段と買いが入りやすい市況情勢となった。更に加えて、今日のロコ・ロンドン現物が強含みに推移して一段上げとなったことも貢献した。
10日のNY金相場は、中心限月の2月限が23.4ドル高の1631.5ドルと大幅に上昇した。原油高や景気市況の好転傾向などからインフレ懸念が誘われたり、あるいは過剰流動性資本が金市場にも入りやすくなっている。
NY株は新興国を中心とする世界経済成長への期待から買いが優勢となり、69ドル高と続伸。この株高がNY金市場にとっては追い風となった。加えて、中国の銅やアルミなどの輸入が増加したことや、アルコアが世界のアルミ需要の増加見通しを公表したことも好感された。為替市場では11月のフランスの鉱工業生産が事前予想を大幅に上回ったことや、フィッチ・トレーディングスがフランス国債の格下げに否定的な見解を示したため、ユーロが対ドルで持ち直している。
商品市場はユーロ高ドル安が好感される中、原油はイランと西側諸国との緊張が増大して一時は103.41ドルまで上伸して5日以来の高値をつけた。この原油高にも刺激を受けて金市場も一時1641.40ドルまで上伸して12月21日以来の高値をつけた。
本日、5時から取引が再開される夜間取引では、一段上げの展開が予想される。ロコ・ロンドン現物の強含みな推移から強気な心理から買いが誘われる公算が強い。午後3時30分現在のロコ・ロンドン現物は1637.60ドル。東京金先限ベースの予想レンジは4030~4080円中心。
【コーヒー】
11日のコーヒー相場(アラビカコーヒー)は、マチマチ。総じて期近安の期先高で引けた。前日のNYコーヒーが上昇したため期先は追随高となったものの、期近は逆に売り人気が先行して一段と地合いを崩した。この結果、当先の順ザヤは6060円まで大きく拡大した。大引けの前営業日比は、150円安~870円高。先限の大引けの前営業日比は870円高の2万4130円。
10日のNYコーヒー相場は、急反発となった。総じて4セント内外高で引けた。期近は4セント強の上昇。中心限月の3月限は4.10セント高の225.95セントで取引を終えた。
【ゴム】
11日の東京ゴム先物相場は、堅調な値動きとなり、上昇する場面。前日の米市場において、WTI原油が小幅に上昇したほか、NY金が大きく上昇し、またNY市場のプラチナや銅、アルミなどの素材マーケットが総じて堅調な動きとなったため、一連の動向が好感されてゴム相場に対しても買いが優勢化した。大引けの前営業日比は、2.7~4.0円高。
特に好感材料となるのが、株高。10日のNYダウは続伸して始まり、前日比の上昇幅は一時120ドルを超えた。取引時間中としては昨年7月下旬以来、約5カ月半ぶりの高値圏。前日夕に四半期決算を発表した非鉄大手のアルコアが買われているほか、アジアや欧州の株式相場上昇も好感された。
タイRSS3(対日商社向け2-3月FOB契約/バンコク港積み)330.00¢。理論上の採算値は262.40円。原料であるUSS3はkg当り88.0バーツ中心。
【大豆】
11日の東京一般大豆は総じて堅調となった。大引けの前営業日比は90~510円高。先限は120円高の3万9060円で取引を終えた。東京コーン相場も同様に軒並みに下落して引けた。大引けの前営業日比は80円安~240円高。先限は90円高の2万2980円で取引を終えた。
シカゴ大豆、コーン市場は前記のようにポジション調整が中心でレンジ内の動きだが、コーン、大豆市場ともに前日の安値が支えられて底堅い商状。南米の天候は週内にそこそこの降雨予報が出て高値警戒ムードもあるが、前日の市場で言われたように今週末にかけて気温が華氏100度(摂氏38度)前後に急上昇が見込まれているため、生育面のストレスが強まりそうな状況もある。
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